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PANAMA HAT
パナマハットは「パハトキージャ(日本名=トキヤ草)」というヤシ科の植物を加工して作られています。
「パハトキージャ」の生育地は、世界中でもエクアドルのマナビ県、グアヤス県及び一部のアマゾン地域に限られます。
熱帯雨林に自棲するパハトキージャを、葉が開く前に刈り取ります。
刈り取った葉を製品の等級別に細かく割きます。
細かく割いた葉を熱湯で煮込んだあと、天日干しします。
煮込むことによって繊維が丈夫になり水にも強くなります。
天日干し後、室内で蒸し・晒しなど様々な工程を経て編職人の手に渡ります。
【 パナマハットの名称の由来】
19世紀半ばから20世紀初頭にかけてこの帽子が欧米に知られたのは、パナマ地峡で運河建設をすすめるアメリカとフランスの両国を通じてでした。
建設現場の厳しい日差しや降雨を避けるために、労働者たちが愛用していたエクアドル製のパハトキージャ帽の実用性が欧米人の目にとまり、アメリカ国内で「パナマハット」という名称で販売されて以来日本でもこの呼び名になりました。
こうしてパナマ向けの需要増がエクアドルに於ける帽子産業の発展を支えたのですが、名称は原産地ではなく主たる活用地の地名(パナマ)が通り名となりました。
近年様々な原材料の帽子が市場に出回っておりますが、このパハトキージャのソンブレロのことだけをパナマハット(本パナマ帽)と称し差別化されております。
オールドハワイアンマーケット特注のパナマハットには、長期使用による割れの原因となっていたトップクラウン裏にウレタン加工を施し大幅に耐久性をアップさせました。
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